1970年代に活躍した5人のフォーク・シンガーが結成したスペシャルユニット「ブラザーズ5」。
メンバーは1972年「走っておいで恋人よ」で谷村新司と矢沢透とともにアリスとしてデビューした堀内孝雄。1972年「何もしないで」でバンバンとしてデビューしたばんばひろふみと高山厳。1971年ジローズ「戦争を知らない子供たち」をヒットさせた杉田二郎。1975年 第10回ヤマハ・ポピュラーソングコンテストに出場し、「わかって下さい」で最優秀曲賞を受賞しその曲でデビューした因幡晃。この5人です。
ブラザーズ5は、2019年2月に「君に会えて…会えてよかった」「吹く風まかせ~Going My Way~」の2曲を収録した3枚目のシングルを出しました。
「吹く風まかせ~Going My Way~」のミュージックビデオの後半には、現在の姿とと若い頃の写真が楽しく出てきます。メンバー達も楽しそうですね。
電脳遊幻組で販売中のレコードに彼らの1970年代のデビュー当時のレコードがあります。
堀内孝雄の1975年のソロ・デビュー・アルバム『言葉にならない贈り物』。アリスに在籍しながらのソロ活動は谷村新司も行っていました。解散しないでソロ活動をしているのはちょっと珍しいケースだと思います。
このアルバムはとても重要な点があります。歌詞カードに書かれている「歌:堀内孝雄 with Brown Rice 編曲:惣領泰則」というところに注目です。
このBrown Riceというのは、惣領泰則が中心のバンドです。1971年アメリカのMGMレコードのオーディションを受け見事合格し、アメリカでのレコーディング、ポール・マッカートニーからの提供楽曲「COUNTRY DREAMER」をレコーディングしたり、エンゲルベルト・フンパーディンクのオープニングアクトを務めたりなどの活躍をします。そして1974年にアルバム『旅の終りに』を出しますが、その後解散してしまいます。そしてこの『言葉にならない贈り物』が出されるのが1975年ですので、Brown Riceの絶頂期のレコーディングとなります。この時のBrown Riceのメンバーは、ギター・ボーカル惣領泰則、ボーカル池田美和・吉原智子、キーボードの江夏健二、ドラムスの市原やすし、ベースの金田一昌吾がメンバーです。吉原智子は惣領泰則と結婚して惣領智子としてソロ・デビューしています。
『ジローズ登場 戦争を知らない子供たち』はジローズの2枚目のシングルで、北山修の作詞、杉田二郎の作曲です。1971年はまさに戦後生まれの学生の時代であり、当時ベトナム戦争中であった事でこの歌は学生運動や反戦集会などで歌われるようになります。このアルバムは自作の曲の他にバッド・フィンガー、ジョー・コッカー、サイモン&ガーファンクルなどの洋楽のカバーが収録されています。
因幡晃は父親が鉱山に勤めていた関係で自分も鉱山の技師として働いていました。ある時ふと浮かんだメロディからデビュー曲「わかって下さい」が出来上がり、大ヒットしたという事です。このアルバムにも出身の「秋田長持唄」を収録していてふるさとをとても大事に思っている事がわかります。
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