2018年10月20日(土)、世田谷の二子玉川にあるFostexブランドで知られるフォスター電機株式会社のショールーム、エクスペリエンス・ストア二子玉川で「4チャンネル・ステレオ・レコードを聴く会」が開かれました。7月に第1回目があったのですが、開催を知ったのは終わった後で残念な思いをしました。
4チャンネル・ステレオ・レコードについては以前に記事にしました。
実際に4チャンネル・ステレオで聞いたことがなく、今回はCD-4方式もSQ方式もRM方式も聴けるという事で大変楽しみな企画でした。
前半は主にビクターが推し進めるていたディスクリート系のCD-4方式のレコードです。
CD-4方式は音域15KHzまでを前の左右の音、耳には聞こえない帯域の30KHz付近に後ろの左右の音を収めそれをデコーダーを通して再生するという方式です。理論上は前後左右それぞれの音が分離して再生できるように考えられています。このため一般のオーディオですと再生周波数の上限が20KHzあたりまでですが、30KHzの音を拾う事のできる専用のレコード針などが必要になります。
この方式の試聴は初めてですので、大変に楽しみでした。
しかし、上記のような技術的な複雑さ、そしてレコード盤の状態が悪いとそれがバリバリというノイズになってしまい、快適とは言えません。ですが状態のいいレコードですと、確かに4チャンネル感が感じられ空間全体が音に包まれる感じがします。
また4チャンネル・レコードにする際に通常の2チャンネル・ステレオ盤とミックスが違うものがあったりしてそれはそれでレアな音源で、マニアにはたまらないものがあります。
後半はソニーが推し進めていたSQ方式などの音源です。
こちらは、普通の2チャンネルの音の中に後ろの2チャンネル分の音を合成しておいて、再生時にデコーダーを通してもとに戻してあげる方式です。CD-4方式のように専用のレコード針は必要ない分、こちらのほうが普及していたようです。
こちらで面白かったのは天地真理「恋する夏の日」のシングル盤は2チャンネルステレオ盤というものはなくすべて4チャンネル・レコード盤だったというような事でした。
当日のプレイリストが出ていますが、ピンクフロイドやフォーリーブスやサンタナやジョン・レノンやポール・サイモンなどこちらのミュージシャンのラインナップが豊富で楽しめました。
またCD-4方式と違って盤質の影響を受けないのでいやなノイズがなく楽しめました。
またこのような機会があれば試聴に出かけたいと思います。
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