今回レコードの買取の中にアレサ・フランクリンの作品がありました。
アレサ・フランクリンはアメリカのソウル歌手です。
コロムビア・レコードからデビューの数年はあまりヒット曲に恵まれませんでした。
しかし1966年アトランティック・レコードに移籍後、変化が訪れます。アトランティックのプロデューサー、ジェリー・ウェクスラーは、アラバマ州のフェイム・スタジオで録音を試みます。フェイム・スタジオとは、アラバマ州マッスル・ショールズという所に、リック・ホールというプロデューサー、ディレクターが作ったスタジオです。
フェイム・スタジオには専属の白人スタジオ・ミュージシャンがいました。ここで作られた音は、非常に黒人ソウルっぽくできており、音だけを聞くとその演奏が白人であるとは思わないものです。スワンパーズと呼ばれるスタジオミュージシャンは、ギター:ジミー・ジョンソン、ベース:デヴィッド・フッド、キーボード:バリー・ベケット、ドラム:ロジャー・ホーキンス。その他に、オールマン・ブラザーズ・バンドのデュアン・オールマン、グレッグ・オールマンなど後に歌手・バンドなどで活躍する人が集まっていました。
この辺のドキュメントは映画『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』に詳しいです。
このフェイム・スタジオでレコーディングをしたアレサ・フランクリンは、1967年アトランティック移籍第一弾シングル「貴方だけを愛して」を出してヒットさせます。ここからが、彼女の全盛期の始まりとなります。
今回買取させていただいたアルバム”Aretha Franklin”は1979年のベストアルバムです。「貴方だけを愛して」の他、「リスペクト」「小さな願い」「ナチュラル・ウーマン」などヒット曲満載です。
映画『ブルース・ブラザース』の中でアレサが「シンク」を歌う場面があるのですが、圧巻です。
アレサはカバー曲が多いという印象があります。
次のアルバム『ジス・ガール』の中には、ビートルズの曲2曲「レット・イット・ビー」「エリナー・リグビー」なども収められています。
ここには収録されていませんが、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」も歌ってたりします。
フェイム・スタジオを作ったリック・ホールは2018年1月2日に亡くなりました。そしてアレサ・フランクリンは先週8月16日に亡くなっています。
レコードをお持ちの方は、偉大なる歌手をしのんで聴いてみてはいかがでしょうか。
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