ジャズの名門レーベル「ブルーノート・レコード」がニューヨークで設立されたのは、1939年の事でした。今年はちょうど80周年になります。それを記念して『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』という映画が今日2019年9月6日に公開されます。
ブルーノート・レコードを立ち上げたのはドイツ人難民でアメリカに移住したアルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフでした。彼らの録音第一弾はブルースピアノのミード “ルクス” ルイスとアルバート・アモンズのブギウギピアノでした。1930年代はスイング・ジャズ、ビッグ・バンドの時代でした。ブギウギも乗りの良いダンス・ミュージックでしたので時代を反映した一枚となっています。
1940年代は決まった形のスイング・ジャズに飽き足らないミュージシャンが即興演奏を取り入れたビバップが流行ります。この辺りからブルーノートの本領発揮となります。この頃のブルーノートの1500番台は名盤の宝庫で、セロニアス・モンク、アート・ブレイキー、ソニー・クラーク、キャノンボール・アダレイ、マイルス・デイヴィス、ホレス・シルヴァー、クリフォード・ブラウン、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズなどなどのミュージシャンが並びます。
またブルーノート・レコードの特徴として、レコード・ジャケットのデザインのセンスの良さが挙げられます。フランシス・ウルフの写真とリード・マイルズのデザインの組み合わせは、ブルーノートのレコードの統一したデザインを感じさせつつ、アーチスト毎の音のイメージをデザインに反映させたものとなっていて、出色のもので、今でもこれを超えるデザインは出てきていないほどの完成度を誇っています。
そのブルーノートも1960年代後半~70年代は別会社に身売りされ、新作は出ない時期が続きますが、1984年に新社長の元また新作を出すような体制になっていきます。翌年復活イベント「ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート」というライブが開かれました。
その後、アール・クルー、ノラ・ジョーンズなどのアーチストのレコードを発売していき、復活の道をたどります。現在は、1980年代にウォズ(ノット・ウォズ)で活躍したドン・ウォズが社長を務めています。
日本では、ブルーノートの人気は高く、本家が新作を出さない時期にも東芝EMI、キングが名盤シリーズとしてLPを何度か復刻しています。今回紹介したものもその時代のものですが、やはりデザイン的にも30cmのLPサイズで持っておきたいレーベルですね。
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