AKAIは赤井電機株式会社のブランド名です。テープレコーダーの高級機は海外での評価は高いものがありましたが、残念ながら2000年に倒産しています。
そのAKAIが50年以上も前に発売したテープレコーダーがこのX-150Dです。1967年発売当時の値段で59,500円です。当時の大卒の初任給が23,000円くらいですから、月給2か月半くらいの感覚でしょうか。
木箱に入っていて、ズシリと重い鉄のかたまりです。
オープンテープレコーダーは左にテープを装着し、右側の方へ巻き取る構造になっています。真ん中にヘッドとよばれるものが付いていて、磁気テープに録音するというわけです。
今回買取させていただいた機種は4トラックステレオ方式です。
取り扱い説明書に解説図があります。
4トラックとはテープの縦幅を4つに分割しているという意味です。その4つのトラックのうち2トラックを使ってステレオ録音します。テープが全部右側に巻き取られたら、そのテープをはずして、裏返して左に装着し録音をします。残りの2トラックは、先ほど録音したところに重ならないような構造になっています。
モノラルで録音する場合は、CROSS FIELDと書いてある丸い装置を動かして4つのトラックに録音します。
テープの速度を「LOW←→HIGH」と切り替えるスイッチがついています。
またここのゴムのローラーのわきの棒にちょっと太いアダプタを付けると速度が早くなります。
4.75cm/s、9.5cm/s、19cm/sの切り替えが可能なわけです。速度が速いほうが音がいいわけですが、それだけ多くテープを使用するため録音時間が短くなります。テープはそれなりに高かったので、聞き終わると消去してまた新しく録音するのが普通でした。
録音されたテープがありましたので、再生してみましたが、ちゃんと再生されました。
もう一台はソニーのTC-222というポータブル型のテープレコーダーです。
AC電源の他に電池駆動も可能です。
ステレオではなくモノラルです。
こちらにはスピーカーが内蔵されています。テープを再生しましたら、きれいな音がながれました。
今回の買取品は非常に状態がよく説明書もそろっていて、持ち主の方が大事に使われていた事がわかる品でした。
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