マイルスとモンクのクリスマス喧嘩セッション

マイルス・デイビス / バグス・グルーブ・デラックス - SMJX-10044 買取情報
マイルス・デイビス / バグス・グルーブ・デラックス - SMJX-10044

もう10日もするとクリスマスです。この時期になると街にクリスマス・ソングが流れて慌ただしさが増すのですが、先日買取いたしましたLPレコードの中にクリスマスにちなむ名盤がありました。

といっても山下達郎の「クリスマス・イブ」でもマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」でもワム!の「ラストクリスマス」でもありません。

マイルス・デイビスの「クリスマス喧嘩セッション」にまつわるLPです。

マイルス・デイビスがプレスティッジ・レーベルに残した録音のうち1954年12月24日のクリスマス・イヴに行われたセッションがちょっと物議をかもしたことがあります。

この日の録音は『バグス・グルーヴ』と『マイルス・デイヴィス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ』の2枚に分かれて収められています。
録音メンバーは
マイルス・デイヴィス(tp)、ミルト・ジャクソン(vib) 、セロニアス・モンク(p) 、パーシー・ヒース(b)、ケニー・クラーク(ds)です。

レコーディング名義はマイルス・デイヴィスですので、彼がリーダーなわけです。レコーディングを始める時にマイルスがピアノのセロニアス・モンクに対して「オレが吹いてるときはバックで弾くな」と言ったという事です。マイルスよりモンクの方が先輩ですので、それを聞いたモンクはいい気がしなかっただろうというのが噂の出どころです。

実際の演奏を聴いてみましょう。『バグス・グルーヴ』のA面はこの日の録音の「バグス・グルーヴ・テイク1」「バグス・グルーヴ・テイク2」が収められていますが、マイルスのトランペット~ミルト・ジャクソンのヴィブラフォン~セロニアス・モンクのピアノと素晴らしいソロが続きそんな険悪な空気は感じられません。

マイルス・デイビス / ゴールデン・マイルス・デイビス - SMJX-10020

マイルス・デイビス / ゴールデン・マイルス・デイビス – SMJX-10020

今回の買取の中には『マイルス・デイヴィス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ』はありませんでしたが、プレスティッジのベスト盤的な『ゴールデン・マイルス・デイビス』の中にこの日のセッションで問題となった「ザ・マン・アイ・ラヴ・テイク2」が収められています。こちらでもマイルスのトランペット~ミルト・ジャクソンのヴィブラフォン~セロニアス・モンクのピアノとソロをつなぎますが、モンクはソロの途中で演奏を中断します。これが喧嘩と言われる所以ですが、そうは感じられません。マイルス~ミルト・ジャクソンの流れの次でモンクがしっくりこなかったのは事実でしょうが、その理由はフィーリングのミスマッチのような気がします。

個性の強烈なマイルスとモンク。「バグス・グルーヴ」では素晴らしい完成形を出したけれども、「ザ・マン・アイ・ラヴ」ではその個性をうまくまとめられなかったというだけのような気がします。

ミュージシャンにはこのような噂話や伝説は数多くありますが、真実は本人達しか知りえませんし、お互い誤解という事もありますよね。まぁ、演奏がよければそれはそれでいいのですが。


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