AMラジオがFMラジオでも聞けるようになったのをご存知でしょうか？
2011年の東日本大震災の停電している時に、テレビと違って乾電池で動くラジオが情報を得る手段として見直されました。しかし、AMラジオはマンションやビルの中には電波が届きずらい傾向があります。そこでAMラジオをFMでも流すという事が災害時対応として考えられました。
テレビがアナログから地デジの放送に切り替わったことにより、その空いた周波数（1～3chの帯域）をFMラジオに開放したのが、ワイドFM（FM補完放送）です。周波数は90.0～94.9MHzが割り当てれらています。
東京エリアですと現在、TBSが90.5MHz、文化放送が91.6MHz、ニッポン放送が93.0MHzで放送をしています。3月からはラジオ日本が92.4MHzで放送を開始する予定です。これでほぼ首都圏の民放AMラジオはFMで聞けるようになりました。
しかし、FMのラジオはずっと76MHz～90MHzでしたので、古いラジオでは受信できません。
テレビ音声が聞けるというラジオがありましたが、そういったラジオではちょうどこの周波数をカバーしていますので、聞く事ができます。
このラジオはパイオニアのSPR-700という型番のソーラー式で充電をして聞けるものです。こちらはTV音声の1～3チャンネル対応でしたので、ワイドFMが聞けます。イヤホンで聞く方式で、ちゃんとワイドFM放送が聞けました。
AMラジオでは個性的でマニアックな音楽番組がありますので、いい音でしかもステレオで聞けるので、ラジオの需要も増えるかもしれません。
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