50年前の1969年8月8日、ザ・ビートルズがレコーディングを行っていたロンドンのEMIレコーディング・スタジオの前の横断歩道をメンバー4人が渡っている写真撮影が行われ、それが『アビイ・ロード』のジャケット写真として使われました。アビイ・ロードとはこのスタジオの前の通りの名称で、この後EMIレコーディング・スタジオはその名称をアビイ・ロード・スタジオと名前を変えます。
そしてアルバム『アビイ・ロード』はその年の9月26日に発売される事になります。今年はちょうど発売50周年という事で50周年記念エディションのCDなどの発売が予定されています。
いろいろなタイプの商品が企画されていますが、新ミックス盤とレコーディング順に全曲を並べたCDが2枚、5.1サラウンドにしたブルーレイが1枚というセットや、アナログ盤でのセット、アナログ盤のピクチャーディスクなどが発売予定となっています。
また購入特典のB2サイズのポスターも用意されています。
『アビイ・ロード』には1969年の発売の時から謎な部分があるのですが、それは裏ジャケットの曲目表示です。こちらは日本盤AP-8815で1969年に日本で発売されたものです。
Side A
Come Together
Maxwell’s Silver Hammer
Something
と表記されていますが、実際の録音は”Maxwell’s Silver Hammer”と”Something”の曲順は逆です。
レコードのレーベルと歌詞カードでは、正しく表記されています。この表記の違いは数年後に発売された新しいレコード番号の商品でも修正される事がなかったという謎の部分です。
またSide Bの最後の曲は”The End”ですが、実際はその後ちょっと間をおいて短い曲”Her Majesty”が入っていますが曲名の表記はありません。これは隠しトラック的に考えられたと思えば、表記はなくても納得ができます。
歌詞カードには”Her Majesty”の歌詞は載っていません。
この2点は最近のCDなどではきちんと表記されています。
音楽とは全く関係ない話ですが、ジャケット裏の写真に写っている壁の下部はレンガが積まれています。レンガの積み方はいくつか代表的方法があって、「イギリス積み」「フランス積み」などと呼ばれます。
「イギリス積み」はレンガの長い面だけを1段並べたら、その上の段には短い面だけを並べ、その上には長い面だけ並べる方法です。長い面と短い面が一段毎に交互に積まれているものです。
「フランス積み」は『アビイ・ロード』のジャケット写真裏のように、一段の中に長い面、短い面と交互につんでいき、その一段上には長い面の中心に短い面がくるように積んでいく方法です。
イギリス・ロンドンであるにもかかわらず「イギリス積み」でないという事が、ちょっとトリビア的に気になる点です。このあたりも調べてみると面白いかもしれません。
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