【買取情報】『日本城郭全集』全16巻(神奈川県小田原市より)

川崎市

本日は宅配買取により、人物往来社の『日本城郭全集』15巻と別巻あわせて16巻を買取させていただきました。

この『日本城郭全集』は1967年に出版された初めての「城」というものを大系的に網羅した書籍です。「城」の百科事典です。

北は北海道から南は沖縄まで、収められた情報は圧倒的です。

城というと名古屋城や松本城などのように立派な天守閣を備えた城郭のあるものを想像しますが、城郭を備えない山城や砦のようなもの、陣屋や海岸線に防御のために作られた砲台なども含み、広い意味での建築物も含まれています。

この本は47都道府県ごとに分けられて掲載されていますが、地図を見る時はちょっと注意が必要になります。というのは城が作られた当時は47都道府県に分かれていたわけではありませんので、城の作られた年代の国の区分の事を頭において見る必要があります。

城が作られるのは敵から自分の領地を守るためです。ですので、敵の侵入が考えられるところに作られたり、敵の動きがよくわかる高台に作られる事が地図を見ていくとわかります。


電脳遊幻組のある川崎市の城の地図です。川崎市のある場所は中世ころには武蔵国といわれていました。武蔵国は埼玉~東京~川崎~横浜あたりまで含む広い地域でした。この川崎市にある桝形山城は鎌倉時代にすでに城が作られています。

現在の桝形山


お城のイメージの展望台からは、360度の眺望が楽しめます。

遠くは富士山もよく見えます。

この桝形山は生田緑地という低湿地を南に、北からのアプローチは急坂を登るようになっており、実に城に相応しい所に位置している事がわかります。

日本の歴史は、日々研究が進み、新しい事実や、新たな文献調査によって変わっていきます。代表的なものが鎌倉幕府の成立の年です。
私の学生の頃は「いいくにつくろう鎌倉幕府」という語呂合わせで1192年と覚えたわけですが、今は「いいはこ」の語呂合わせで1185年とされています。

この本の出された時にはわからなかった事や、戦後コンクリートでつくられた建物ではなく木造で元の形の城を復元するといった動きもあり、この本の内容は今では古い情報になってしまった部分もありますが、ある時点の歴史を収めた貴重な本といえるのではないでしょうか。


電脳遊幻組は、書籍も買取しています。こんなの売れるかなと迷ったら電脳遊幻組にご相談下さい。無料でお見積り査定も行っています。出張買取、宅配買取、持ち込み買取などお客様のご都合にあわせ買取をいたします。

宅配買取・出張買取・持ち込み買取など「買取の手順」はこちらに詳しくご説明してあります。

買取の流れ
電脳遊幻組の商品買取サービスについてご説明します。 送料無料の「宅配買取」ご自宅/現地までお伺いする「出張買取」弊社までお持ち込みいただければ、その場で査定/お支払いの「持ち込み買取」以上3つの買取サービスをご利用いただけます。詳しくはこちらのページでご説明しております。

お問い合わせは
フリーダイヤル☎0120-38-1070
又は下のボタンからメールにてお問い合わせください。
メールフォーム