神奈川県川崎市で劇画『忍者武芸帳 影丸伝』を買取させていただきました

書籍

神奈川県川崎市より白土三平『忍者武芸帳 影丸伝』を買取させていただきました

白土三平『忍者武芸帳 影丸伝』

今回買取させていただいた古書は哲学書、英文のミステリー、美術書、宗教書などが主なものでしたが、中に白土三平『忍者武芸帳 影丸伝』全巻セットがありました。

漫画家白土三平は1932年年生まれです。1957年に漫画家としてデビューし、貸本マンガとして書いていた『忍者武芸帳』が人気となり、その後、昭和45年に豪華版箱入り2冊セットで全9巻発売されたのが写真の商品『忍者武芸帳 影丸伝』です。

白土三平といえば、他に『サスケ』『カムイ伝』などが有名ですね。後者はアニメ、映画化もされました。

箱入り2冊セットで9巻

さてこの『忍者武芸帳 影丸伝』の特徴としては、
・一つの箱に2冊づつ入っていること
・第一巻には『白土三平研究』という別冊がついてくること
・判型がA5版であること
などがあります。

この作品は人気のため数回復刻されています。文庫版や最近では電子書籍もあります。

さて中をのぞいてみましょう。このセットには巻頭16ページに貸本時代の色使いが感じられるカラーページがあることはうれしい点です。

貸本時代の色使い

登場人物

登場人物はこのような方々。書名に「影丸伝」とあるように影丸が主人公です。影丸といえば横山光輝の『伊賀の影丸』という作品が有名ですね。『伊賀の影丸』はこの『忍者武芸帳 影丸伝』のちょっと後ですので、その影響があったのかも知れません。

描かれている時代は永禄年間という事ですから、武田信玄、豊臣秀吉、織田信長などといった人の活躍する戦国時代真っただ中です。

伏影城主、結城隼人光春は…

地名人名には「かな」がふってありますが、ちょっと難しい漢字や言い回しもあり、貸本を借りていた子供たちにちゃんと読めていたのか心配になりました。しかし、その心配は無用でした。読み進むと絵の勢いにおされ、ストーリーに引き込まます。

別冊の『白土三平研究』の方を見てみましょう。

白土三平研究

巻頭には初期の作品が2作掲載されています。

大島渚

後半はいろいろな人の白土三平論です。
編者でもある文芸評論家尾崎秀樹。作家の源氏鶏太、戸川幸夫、三浦朱門、早乙女貢。思想家鶴見俊輔。映画評論家佐藤忠男。映画監督大島渚などなど。大島渚はよほどこの作品が気に入ったらしく、熱く語っています。そして後にこの作品を映画化したのですが、その手法が斬新です。この漫画の静止画を撮ってそれにアフレコするというもの。動画サイトにちょっとだけありましたので、見てみましたがなかなか衝撃的です…。

この『忍者武芸帳 影丸伝』は「大学生がマンガを読む」と言われた最初の作品などとも言われます。それはは1960年くらいから始まった学生運動というものが大きな意味を持っているような気がします。描かれている農民闘争はまさに学生運動の思想に通じるものがあります。

この方の古書ライブラリーの哲学書、英文のミステリー、美術書、宗教書などにまざってこの白土三平『忍者武芸帳 影丸伝』がある事は必然であるような気がします。


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