先日は、神奈川県横浜市のお客様より、プラモデルを大量にお譲りいただきました。
プラモデルの場合、作られずに残ったものがこうやって買取に出されるわけですから、ある意味、その方の嗜好が裏側から見えてきます。ここにないものは作られて飾られていただろうという事になるのでは?と思われます。
例えばフォーミュラカーのラインナップを見てみましょう。
一番古いのは1962年のロータス 25 コベントリー クライマックス、ジム・クラークがドライブし、その年のチャンピオンマシンです。
次が1965年のオールホンダ製かつホンダ初F1優勝に導いたHonda RA272メキシコGP優勝車です。
その次は1977年、6輪車が特徴のタイレルP34モナコGP仕様です。この車は6輪という形状のトリッキーさゆえか今でも人気車でもあります。
1979年マルティーニ ロータス タイプ79です。ブリティッシュ・グリーンはロータスというイメージですね。
ちょっと時代が飛んで1991年ジョーダン 191。このマシンがあるのはちょっとマニアックかなと思いましたが、この年の中盤、ドライバー交代があり、あのミハエル・シューマッハがこの車でデビューしたわけです。なんと予選7位という好位置、惜しくもリタイアとなりますが、その後の快進撃のきっかけを作ったマシンであったわけです。
1997年のフェラーリ F310B。これはミハエル・シューマッハつながりでしょうか。フェラーリのデザイナー、ジョン・バーナード最後の作品です。
1998年のマクラーレン MP4/13 ウェスト・マクラーレン・メルセデス時代のものですが、よく見るとこのパッケージデザインには「West」のロゴがありません。タバコ広告規制ですね。イギリスGP仕様のようです。
2000年のフェラーリ F1-2000。フェラーリは、この年コンストラクターズチャンピオンを獲得し、フェラーリは優勝かリタイアかのどちらかというイメージから脱却したわけです。
そして翌年の2001年フェラーリ F2001。
その他はインディカー1982フェラーリ126C2、1993年のローラT93です。
ここまで見ていくとアレ?と思いませんか。日本中が熱狂したF1ブームは1987年からフジテレビが地上波で放送を始めた事と、音速の貴公子と呼ばれたアイルトン・セナの登場によって作られたと言っても過言ではありません。
このプラモコレクションにはアイルトン・セナのマシンがありません。1984年トールマン、1985年~87年ロータス、1988年~93年マクラーレン、1994年ウィリアムズといったマシンはこの方のお宅に今でも飾られているのではないか、と思うわけです。
買取品のひとつひとつにその方の歴史が刻まれている。
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