先日買取いたしました昭和初期の婦人向け雑誌『婦人倶楽部』の広告に目をひくものがありました。こちらは昭和6年の付録です。
「老若男女、誰にも喜ばれる美味と滋養と兼ねた」とありますので、健康飲料のようです。飲み方は、水やお湯で割って飲むという事ですから、カルピスのようなものかもしれません。
ミルクやコーヒー、ジュースやカクテルなどなんでも飲み物に加えて飲むようです。
この冷え性、虚弱体質、胃腸の弱い人、というところは養命酒のようなものかと思います。一瓶一圓二十銭とあります。昭和5年頃、ラーメンが一杯およそ10銭ですから、12杯分ですね。
別な雑誌にも広告が載っていました。
こちらは国立工業試験場の分析表が載っています。
成分は葡萄糖、果糖、アミノ酸というとてもシンプルなものですね。原材料が何かは書いてありません。
このどりこのの謎はここです。発売していたのが現在の講談社、この頃は「大日本雄辯會講談社」といいました。どうやら当時の社長野間清治が大変入れ込んでいた商品だったようで、広告宣伝に大変力を入れていたようです。その後、戦争による物資不足で製造が中止され、そのまま再び世に出る事はなかったようですが、もし、これが大ヒットしていたら、現在の講談社は飲料メーカーになっていたのかもしれません。
電脳遊幻組は、このように戦前の雑誌や本なども買取しています。こんなの売れるかなと迷ったら電脳遊幻組にご相談下さい。無料でお見積り査定も行っています。出張買取、宅配買取、持ち込み買取などお客様のご都合にあわせ買取をいたします。
宅配買取・出張買取・持ち込み買取など「買取の手順」はこちらに詳しくご説明してあります。
お問い合わせは
TEL:044-948-7666
又は下のボタンからメールにてお問い合わせください。
メールフォーム