お客様からの買取依頼で、これを買い取って欲しいと品物が指定されている場合と、いろいろなものがあるけどよくわからないのでまとめて買い取って欲しいという場合があります。
その場合、ゲーム機器や趣味のコレクションなどといった当社の得意とする分野であれば、適正な価格をお出しして他ではあまり値の付かないものを高値で買い取るというケースもあります。
しかしまとめて買い取って欲しいという品物の中には、正直どう値をつけていいか判断しかねるものがあることは事実です。その中の代表的なものは骨董品や美術品です。骨董品や美術品は、本物の他に、模写したもの、本物に似せた偽物、印刷された市販の商品など一見しただけでは判断しかねるものがたくさんあります。
今回の買取品を見てみましょう。
桐の箱に入って表には「牡丹」と作品名がそして外側の紙ケースには、暉山先生とあります。暉山先生とはおそらく高橋暉山のことでしょう。
画像を細かく見ると布地に書かれているのがわかります。これは紙ではなく絹の上に肉筆で書かれ色のついた絵具の書かれているので、絹本彩色(けんぽんさいしき)と言われます。
もうひとつ絹本彩色の作品がこちらです。
秀凰と作家名と落款がおされています。
こちらは和紙に描かれているので紙本(しほん)彩色と言われます。「蓮花 碧雲堂玉川」とあります。
以上の3点は真贋のほどはわかりませんが、肉筆でかかれたものです。
その他の品物は、お土産品などの市販されていたものです。
華亭字畫裱褙店という台湾高雄市にあった、書画販売店の商品のようです。
中国語で「裱褙」というのは絵を掛け軸などに仕立てる「表装」の事です。華亭という絵画、表装店の品物です。志贏という作家のようです。
次のは中国清の時代の惲壽平という絵師の「五清圖」という作品の印刷されたものです。
こちらは溥心畬という中国清時代末期の画家の「秋荷白鷺」という作品です。
台湾の国立歴史博物館で販売されていた商品のようです。
このような品物は買い取ってオークションで販売しています。私たちにはわからないけれども書画に詳しい方がご覧になられて買い取っていただくことで、これらの作品の価値が埋もれずに生きてくるわけです。こういった取り組みも私たちの役目ではないかとも思うのです。
電脳遊幻組は、いろいろなものまとめて全部という買取も承っています。こんなの売れるかなと迷ったら電脳遊幻組にご相談下さい。無料でお見積り査定も行っています。出張買取、宅配買取、持ち込み買取などお客様のご都合にあわせ買取をいたします。
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