ファインモールド社のキット
模型メーカーというと、タミヤ、ハセガワ、アオシマ、フジミの4大メーカーが有名です。
しかし、近年新興メーカーの台頭が著しく、中でもファインモールド社のキットは他社と一味違う希少なキット化が多く行われています。
写真のキットは零式艦上戦闘機の前身となった九六式艦上戦闘機です。
零式艦上戦闘機は国内、国外問わず多数のメーカーが様々なバリエーション、縮尺でキット化しておりますが、九六式艦上戦闘機はファインモールド社1社しかキット化しておりません。
中でも写真のキットは発動機やプロペラが錫で作られた、初期のキットになります。
プラスチックだけでは出せない質感を出すために錫を使い、なおかつ零式艦上戦闘機と比べると有名でない九六式艦上戦闘機を持てる技術をすべて注いでキット化する、そんな心意気をファインモールド社から感じます。
ピトー管、照準器も錫でできています。
上部からのプロポーションがどことなく零戦に似ています。